みかんは進化する。

もう夏ですね。

 

五月と言えばもう夏です。

 

 

五月と言えばもう夏ですと言えばアイスです。

 

ということはつまり冷凍です。

 

そう、冷凍みかんです。

 

 

私、この時期になると、いろいろなものを凍らせるという悪癖が表れまして、特にみかんに関しては凍らせずにはいられません。夏の時期に普通のみかんなんて食ってられません

 

冷凍みかんのおいしさを知らないだなんて言う人は、多分、この地球上には存在しないと思われます。

 

 

冷蔵庫という機械は食べ物を保存するために作られたのではなく、みかんを冷凍するために作られたと言っても過言ではないと私は勝手に思っています。

他の食品の冷蔵は、みかんのついでに行われている行為でしかないと、私は勝手に思っています。

 

 

それにしてもなんなんだ、あの異次元の美味しさは。

 

いや、凍らさない普通のみかんももちろん好きだ。おいしい。

噛んだ瞬間、口の中に溢れんばかりの果汁が広がる、あのなんとも言えない酸味と甘み。あれは最高だ。

だがしかし、それは冬という季節だけに見せるみかんの一側面でしかなく、夏に食べる凍らせたみかんの美味しさはそれを遥かに凌駕する。

 

 

冬に食べるみかんのジューシーな感じとは打って変わって、凍らせたみかんには果汁なんてものは存在しない。

 

噛んだ瞬間

 

 

サクッ!

 

 

という音が部屋に響き渡り、口の中の温度によって表面の氷が徐々に溶かされていき、甘みを凝縮した果肉がその本性を現す。

 

 

Hello!  I'm オーゥレンジッ

 

 

それは長時間にわたる冬眠から目覚めたとは思えない、溌剌としたみかん。

あり得ない程の寒さを経験することにより進化したみかんすなわち「冷凍みかん」

 

この進化が観測されるのは「夏」という季節限定であり、冬の時期に無理やり進化させようとしたみかんは、我々の体温をただイタズラに奪ってくるだけのアンデッドと化すのみ。

 

 比較的温暖な気候で育ってきた生ぬるい果物のくせに、寒くなった途端に美味しさを発揮しやがる。

なんて天邪鬼なやつだ、寒い方がいいのなら寒い方がいいと始めから言えよ。

 

 

 

さぁここまで読み終えたあなたは、今すぐ自宅にあるみかんを凍らせて下さい。

 

冷凍庫の中をみかんで埋め尽くすのです。

 

 みかんの進化は夏限定です。さぁはやく!!

 

 

あっでも、一応、念のために言っておきますけど

 

皮はあらかじめ剥いておいた方がいいよ、

 

カッチカチになって皮剥けなくなるから、

 

ほんとそれだけ。