ペットを飼いました。

小学生の時、私はクサガメを自宅で飼育していました。

 

とある水族館からクサガメの卵を頂き、それを自宅の押し入れに収納していると、そこから4匹のクサガメが誕生しました。幼き頃の私が、命の誕生の瞬間に目を輝かせながらも、何かよく分からない生命体の誕生に対して不思議な感覚を抱いていたことを今でも記憶しています。

 

誕生して数年間は家の中に水槽を用意して飼育していたのですが、次第に大きくなるにつれて、「クサいな」と当たり前の事実に頭を抱えるようになりました。サイズも大きくなってきたので屋外での飼育に移行し、度重なる家族会議の結果「コイツらももう大人なんだから、桜エビを与えてやってもいいんじゃないか」ということになり、市販のカメ餌の代わりに桜エビを与えてからというもの、彼らは市販のカメ餌に拒否反応を示すようになりました。かわいかったです。

 

桜エビしか食べないという図太さを身に付けた彼らは、のちに脱走をしました。一匹。もう一匹。さらにもう一匹と。

やがて屋外の水槽には、彼らが甲羅干し用に使用していた岩しか残っていませんでした。クサガメも巣立ちをします。地球上で初めて観測されたクサガメの巣立ちと言えるでしょう。クサガメも巣立ちをするという研究結果を世に叩き出し、全世界を震撼させたのはこの私です。

 

彼らは今頃何をしているのでしょうか。それだけが今物凄く気になっています。

 

 

彼らの巣立ちから数年後、私は新しくペットを飼うことを決意しました。この記事の本題はここからです。

 

 

 

さあ、ご覧ください。コイツが、私の新たなるペットです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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この奇妙な苔植物との奇跡的な出会いは、とある道の駅のお花屋さんでした。まさに盲亀の浮木(もうきのふぼく)【めったに出会うことの無い幸運に巡り合うこと】。亀から木への移行です。

 

 

 

名前は又吉(またよし)。

 

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葉っぱの部分がまるで線香花火の全盛期を連想させ、その火花の美しさとあっけなさを見事に表現した単語を探しに探しまくった結果、又吉がベストだなという結論に。

 

 

 

 

ペットという概念を245°ひっくり返す又吉。犬や猫などといった通常のペットと又吉との決定的な違いは、従属栄養生物か独立栄養生物かという点。

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丸っこい苔の塊から三本の触覚が生えている又吉。まるでピクミンです。又吉ではなく、ピクミンです。

 

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上空から眺めてみましょう。

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日陰の涼しい場所にひっそりと聳え立ち、僅かながら部屋を彩ってくれる又吉は優秀で、又吉の又吉的な部分が通常の又吉よりも又吉らしくなっており、他の又吉を圧倒しています。

 

 

斜め下からのアングルをどうぞ。

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撮影が下手くそで非常に申し訳ないのですが、おわかりでしょうか、又吉の、この、圧倒的な可愛さ。

 

葉っぱの部分をよくご覧ください。

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ちょっとくねっとなっています。

 

3本の触覚のうち、2本はしっかりとまっすぐに伸びているにも関わらず、1本だけがまるでy=x³のグラフのようにくねっとなっています。

 

 

 

ペット的、数学的、文学的な美をも兼ね備える又吉は素晴らしい。これぞ又吉と言ったところでしょうか。

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私に癒しをありがとう又吉君、これからもよろしくお願いします、又吉君。