セールス電話対策を講じる。

平日、休日、祝日問わず、寝ている時も起きている時も、トイレで用を足している時も、いついかなる時にでも突如として鳴り響く「電話」。

私は電話から発する音が大の苦手でして、電話を発明したアレクサンダー・グラハム・ベルはおろか、ベル一家に不眠不休で鬼電を試みようとしたことは今ではもう遠い昔の話。それにしてもあの、糞詰まりに悶絶していた時の私を彷彿とさせる、「はよう出んかい!」と言わんばかりの電話音に、私はトラウマのような何かを感じざるを得ません。恐怖です。

 

(過去記事:汚いので、恥ずかしいので、読まないでください。 )

 

それならば早く受話器を取ればいいではないかということにはなるんですけれども、あの、声のトーンに感情移入の全てを委ねる事に歯痒さを覚えてしまう珍妙な哺乳類である私にとって、固定電話で誰かとお話をすることなど見知らぬおっさんの背油で杯を交わすことと同様、到底出来そうにありません。恐怖です。

 

それにしても糞詰まりという屈辱的な事件の記憶を一瞬にして断ち切って下さるあのお姉さん、「ただいま電話に出ることが出来ません、ピーッと鳴りましたら…」と冷静に事態を収拾して下さる留守番電話、いえ、居留守電話のお姉さんには毎度頭が上がりません。

 家の固定電話が鳴っても絶対に受話器は取らないと、居留守番電話のお姉さんに誓った私ではありますけれども、一体何を思ったのだろうか、一体何がしたいのだろうか、僭越ながら迷惑なセールス電話に対する応対の仕方についてまとめておこうとふと思いました、ふと。

 

ちょっとアンケートにご協力願えますか?

 

これはよくあるお電話ですね。電話に出た途端いきなり「ちょっとアンケートにご協力願えますか?」と願われるこの恐怖。私の余命70年あまりの貴重な時間をこのようなアンケートに浪費させようとしてくる相手はもはや人間ではありません。基本的人権の侵害だ。生命を軽んじている。

そして相手は、私が恐る恐るこう聞いてくることを待っています。「なんのアンケートですか?」と。

凡人の想像力を遥かに超越した電話主は、「なんのアンケートですか?と聞いてくるなんて、コイツは、私の事が、す、好きなのかもしれない」などというとんでもない妄想を繰り広げてしまいますので、「なんのアンケートですか?」などという応対は絶対にNG。

そういう時は、この一言で一発KOしましょう。

 

「私は芸能界とか、興味ないです」

 

アンケートという単語は当然のことながら日本語ではありません。フランス語で質問調査という意味の単語にあたります。電話主は一体何を思ったのでしょうか、日本語とフランス語を織り交ぜながら質問してきました。「今日のYouイケてるね」的な感じのノリで質問をしてきました。この時点で電話主は、質問調査の協力など求めていきてはいないということが容易に想像することができるでしょう。そうです。電話主は「私はジャニー喜多川です」という遠まわしの主張をしたいが為に、わざわざ電話をかけてきているのです。そうです。アンケート関連の電話は十中八九、ジャニー喜多川です。そうです。フランスとは何も関係がありません。究極に暇を持て余しているのでしょう。人生ゲームを送り付けてやると、多分、静まると思います。

 

(過去記事:究極に暇を持て余した大学生の遊び「逆走人生ゲーム」をして思ったこと )

 

 

お子さんに家庭教師つけませんか?

 

こういう類の電話も頻繁にかかってくるのではないでしょうか。この電話主は「お前の子供は(家庭教師が必要な程に)頭が悪いだろう」ということを前提として電話をかけてきています。完全に馬鹿にされています。

この電話に出た母親は、こう言いました。

 

 

 

母「息子は今でも、私の心の中で生きています。」

 

 

私「基本的人権の侵害だ。生命を軽んじている。」

 

 

 電話主「そ、そうでしたか、この度は誠にご愁傷様でございます。心からお悔やみ申し上げます」

 

 

母「ご丁重なお悔やみをいただきまして、誠に恐れ入ります。決してあなたのせいではありません。」

 

 

 

 

 

新しいネット回線のご説明をしたいので、ちょっとお時間よろしいでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

切れ。

 

 

 

 

持ち前の手刀で、固定電話を、真っ二つに、切れっ。

 

 

 

 

セールス電話の応対の仕方とか、そんなんどうでもいい。諸悪の根源は「電話」にある。

『固定電話を破壊する』『固定電話という文化それ自体を消し去る』

これが、セールス電話に対処する最も賢い方法だと思いました。