きっと私は死なないだろうね。

凍ったコットン

 先日は滋賀県彦根市から愛知県名古屋市まで移動をした。滋賀県彦根市の積雪は尋常ではなく、歩道は真っ白な雪で覆いつくされていて、足を踏み入れれば足首まで余裕で隠れてしまうような雪の上を、私は(辺りが白い霧に包まれていたために)ほぼほぼ遭難しながら歩き続けていた。雪の中でのヒッチハイクは初めてで、車のスピードが急激に落ちてやりやすくはなるものの、当然ではありますが雪の日に関しては皆様さすがにご自分の事で精一杯なご様子で、ヒッチハイクは困難を極めたような極めなかったような…。どちらにせよ、ヒッチハイクは運の要素が8割を占めていて、気候は私にとってはさほど大きな問題ではないなと開き直るようになりました。

 

ノープランマインドの神

1月22日(日)、私は、私と同じくノープランを愛する方々との素晴らしい出会いを果たした。カメラを愛する二人の女性と自転車で日本一周を旅していた男性の御三方である。彼らは「一度君を見かけた時は通り過ぎてしまって、Uターンしてみたんだけどいなくなってたから、その後は君を乗せるために随分探したんだよ!」と私に話してくれた。神様である。私は神様などというものを一切信じていないのだけれど、私には都合の良い時だけ神様の存在を信じるという悪癖がある、彼らは間違いない、神様です。そして彼らのノープランマインドもぶっ飛んでいて、誰かが「〇〇に行こう!」と言えば、何も考えずにそこに行ってしまう、まさにノープランマインドの権化であった。神様は神様でも、彼らはノープランの神様なのだ。彼らはもともと大阪府枚方市に行く予定だったはずが、滋賀県の彦根市に遊びに来てしまっていることがそれを証明している。言わずもがな方角が真逆だ。あっぱれである。私は今まで、ノープランというのは何のプランも立てないことを言うのだと思っていたのだけれど、どうやら違うようだ。真のノープランマインドを貫く者は、そもそもプラン(計画を立てる)という概念すら持ち合わせていない。その事をある人たちは計画性が無いなどと罵倒するのだろうけれど、私はノープランを愛しているが故に彼らの事が好きになった。(参考記事:私はノープランを愛しております。)

 

遠慮よりも感謝。感謝よりも循環。

御三方とは半日、行動を共にした。

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滋賀県東近江市にある太郎坊宮に参拝する。

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ランチは行列のできる喫茶店「スイス」に行った。

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玉子サンド、オムライス、ハンバーグステーキを食べる。

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食後は五百羅漢へ行く。

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500体近くの仏像がある。

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清澄な空気に包まれていて、一体一体の仏像に生命が宿っているような気がした。

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触る部位によって幸福がもたらされるという。へそを触るとへそくりができるのだそうだ。

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ノープランだと言って私を色々な場所に連れて行ってくれてご飯まで御馳走してもらった挙句に、あろうことか自転車で日本一周を旅した男性は、私のためにわざわざホテルまで予約をしてくれた。その方も過去にヒッチハイク経験があり、様々な人たちの優しさに触れてきたのだと言う。優しさの循環は豊かで寛容な精神を育み、「自分も誰かにとって優しい存在でありたい」と願う精神的な強さをもたらしてくれる。

日本には遠慮を美徳と捉える文化がある。遠慮は立派だ。素晴らしい。けれども遠慮は面白くない。これはご飯を奢ってもらう際、乗せてくれた方に言われた言葉でもある。(参考記事:プロ人生ゲームプレイヤーになれ。)人の善意の前に、遠慮はいらないのだ。人の善意に感謝をし、そしてそれを他の誰かにまわしていく(循環させる)ことの方が遥かに重要だと思う。遠慮よりも感謝。感謝よりも循環。遠慮よりも循環の方が面白いだろう。

 

きっと私は死なないだろうね。

人の心を縛るのは、多分、時間と金だ。時間が無ければ、金が無ければ人は焦る。焦りは不安を招き、不安は思考を殺す。「時間が無い!」「金が無い!」と喚く人間の思考は既に死んでいて、思考の死んだ人間には何も舞い込んでは来ない。しかしノープランマインドさえ持ち合わせていれば、時間が無くとも金が無くとも、「なんとかなるのだろう」という心の余白が生まれ、「きっと私は死なないだろうね」という思考の終着駅にたどり着く。極論、「きっと私は死なないだろうね」と思うことができれば、人は何だって出来るのだろう。

思考には質量が宿る。ポジティブな思考は軽く、ネガティブな思考は重い。軽い思考の持ち主は慎重さに欠けるけれども行動力に優れていて、重い思考の持ち主は行動力に欠けるけれども慎重さに優れている。(参考記事:思考には質量が宿る。)軽い思考、重い思考に優劣はないとは思うけれど、私は軽い思考の方が好きだ。軽い思考を持ち合わせていれば必ず面白いことが舞い込んでくるのだということを、私はノープランヒッチハイク旅を通して身に染みて感じている。人生を面白くするコツは、軽い思考を持つことなのだろう。そして、「きっと私は死なないだろうね」という純粋なアホさがあれば、あらゆる困難にも素っ裸で立ち向かっていけるだけの強さを手にすることができる。

 

余談

 

 これは余談になりますが、名古屋駅すぐのゲストハウス「わさび」が個人的に凄く良かったです。ドリンクも飲み放題(お茶、水、味噌汁、リンゴジュース)ですし、パソコン、テレビも専用ドミトリーにありますし、施設も綺麗ですし、何より素泊まり1500円というのが良いですね。一部のライダーハウスには値段的に負けますが、ゲストハウスの中ではかなり安い方でしょう。名古屋で宿に困った時はゲストハウス「わさび」がオススメです。

 

1月26日~2月12日の間、岐阜県高山市の奥飛騨温泉郷にある旅館で住み込みボランティアをすることとなった。本当は2月6日までの予定だったのだけれど、なんやんやあって12日まで働くこととなる。3月末まで住み込みボランティアの募集をしておりまして、業務内容は問わず何かしら私に出来るようなことがあれば何処へでも参る所存ですのでお気軽にご連絡ください。(hasehase0202@gmail.com)

 

きっと私は死なないだろうね。