誰もができる優しさの循環は「とにかく無給で働くこと」

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先日は、福岡県北九州市小倉にあります「リトルハウス小倉」というゲストハウスに宿泊いたしました。ドミトリー1泊2000円と格安で、所持金の少ない私にとっては非常にありがたい宿となりました。そのゲストハウスにヘルパーとして働いていた男性が、なんと東京から自転車に乗って日本一周の旅をしている方でございまして、彼の生き様にとても興味をひかれた私は、彼のお話しを目をキラキラ輝かせながら聞いておりました。私はどうやら、一人でどこかへ旅に出かける人に対して親近感を抱くタイプの人間らしいのでございます。

本日も引き続き、旅で感じたことを3000字以内で綴っていこうと思います。

 

奇跡の一万円

早朝7時。朝日の光をやんわりと浴びた道路はぼんやりと薄暗く、ほとんどの車がヘッドランプを点灯させて走っている道路脇にて、私はいつものようにホワイトボードを掲げておりました。福岡県久留米市にあります24時間営業のマクドナルドから南下して、久留米ICから再び福岡市内方面へと向かおうと思っておったのですが、あまりの寒さで手袋をはめてのヒッチハイクとなりまして、ウィンターヒッチハイクの厳しさを痛いほどに感じさせられることとなりました。

昨晩は24時間営業のマクドナルドに滞在しておったため、満足な睡眠がとれなかった私は、情けないことに車中でもウトウトしてしまいまして、非常に恐縮なのですが、古賀SAまで乗せていただいた方からリポビタンDを頂くこととなりました。ありがとうございます!

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次に乗せていただいた方は、製薬会社にお勤めの方でありまして、さらには大学時代にアメリカでのヒッチハイク経験を持つ(ヒッチハイカー的な意味で)先輩なのでございました。彼の口から語られる思い出話は絶妙に私の好奇心をくすぐりまして、空港でザックが紛失した話や、トイレの隣の個室から実弾が転がってきた話、ゲイに目をつけられた話などなど、私が経験したことのないデンジャラスなお話に、私は身を乗り出して聞き入っておりました。

そして別れ際に、「これ、軍資金。」と渡されたのは、なんと、一万円。

一万円という今までにいただいたことのない額に、私は目玉がこぼれ落ちそうになりましたが、と同時にとてつもない嬉しさがこみ上げてきまして、(と言いますのも私はこういう類のお金を頂くことに最大の喜びを覚えます)[参考記事:やさしさは円のように広がってゆく ]私の存在そのものがまるごと肯定された感覚に溺れたのでございました。

 

私が唯一できることは「とにかく無給で働くこと」だった

このままではダメだ!(人から頂き過ぎて)私から溢れ出さんばかりの優しさを、今度こそ私が他の誰かに回していく(循環させる)時なのだ!と直感した私は、ネット上でアルバイトを募集している農家さんに連絡をしまして、私はそこで(短期ではありますけれども無給で)働くことを決意しました。

私が利用しましたのは「ボラバイト」という求人サイトでございまして、誰もが申請をすれば速攻で地方へと働きに行くことができるという素晴らしいサイトでございます。

ボラバイトって何?

ボラバイトはお金が一番の目的ではありません。
全国の学生・社会人が経験したことがない仕事を経験する事や、地方の人たちとふれあう事を目的として、農家での農繁期、宿泊施設でのハイシーズンなど、地方で人手を必要としている時期にお手伝いに伺い、一緒に働き、コミュニケーションを図ることを最大の目的としています。


※雇う側をボラ バイト先、働く側をボラバイターと呼んでいます。

 引用:http://www.volubeit.com/volubeiter/

本来ボラバイトを行うと、ボラバイト料(=バイト代)が発生するのですが、私は無給で働く気満々でございましたので、「無給で働かせていただきます!」とボラバイト先の農家さんに伝えましたところ、「んならボラバイトじゃなくて普通のボランティアだな(笑)」ということで、ボラバイトは全く関係しなかったのでございました。(笑)

元々ノープラン旅ではあったのですが、一万円を頂いたことをきっかけに、ついには無給で働き始めることになるとは、自分でも全く想像しておりませんでした。しかし、その予測不可能な出来事にこそ、私をドキドキワクワクさせるエンターテイメントに溢れた[何か]が隠されておりまして、私はそれを追求していきながら生きていきたいなぁと思うようになったのでございます。

※12月16日から27日まで、農家さん宅に住み込みで働くことが決まりました。

 

優しさの循環とともに【おまけパワー】が溢れ出す

何かに熱心に取り組んでおりますと、それに伴って、いつの間にか人の役に立っていた!ですとか、何故か人に感動を与えていた!ですとか、そういう【おまけパワー】が作用するのでございます。(参考記事:私は植物を愛しております。 )

そして、優しさが循環する際にも【おまけパワー】は作用するのだと思っております。一万円を無料であげるという優しさを乗せた行為が、私に対して実際に行われる(循環する)ことで、それをきっかけに私が無給で働くことを決意した!みたいな、純粋な優しさが、結果として意図せずに、さらなる優しさを循環させるきっかけを与えたことに、私は、今まで感じたことのない、溢れ出すような【おまけパワー】を感じたのでございます。

 

【一日不作一日不食(いちにちなさざればいちにちくらわず)】~なすべきことを自分に課す~

この禅語の文字だけを見ると、「働かざる者、食うべからず」の類語のように感じますが、そうではありません。

これは、どんなに年老いて不自由になっても、自らできる範囲の課題を見つけ、それを日々行う生活をしましょうという教えです。

~武山廣道『くり返し読みたい禅語』~

優しさを循環させる!とは意気込んだは良いものの、どのようにして優しさを循環させたら良いのかがわかりません。自らできる範囲の課題とは言いましても、私のできる範囲というのは非常に限られております。その中で私が、これならできる!と思ったのが「とにかく無給で働くこと」しかなく、その中でも私は「農家さんのお手伝い」という選択肢を選んだのでございます。

来年度からも、宿と食事を提供していただければ、そして私ができるであろう業務内容であれば、日本全国どこへでも無給で働きに参ろうと考えております(期間相談)ので、 Twitter、Facebook、またはこちら(hasehase0202@gmail.com)までお気軽にご連絡くださいませ。

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福岡県久留米市から眺める筑後川でございます。

筑後川ど真ん中を照らす夕日が非常に美しい。

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 誰もができる優しさの循環は「とにかく無給で働くこと」

 

ではでは、おつぽん!