感情の変化こそが人間の面白いところである

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広島県福山市にある鞆の浦を出発しまして、先日は広島県尾道市、千光寺近くにあるゲストハウス「みはらし亭」でこの記事を書いておりました。その日も朝早くに鞆の浦を出ようと思いまして、朝九時ごろには、今晩泊めていただきましたおじいさまの家を出発いたしました。(過去記事:人との出会いはさらなる人との出会いを繋ぐ )

冬に近づくにつれて日照時間が短くなっていきまして、夕方五時頃にもなると辺りは徐々にうす暗くなって参りますので、ヒッチハイクで移動をする私にとって冬は、好ましくない季節ではあるのですが、冬という季節ほど、太陽光のありがたみを感じられる季節はございません。

 

物事を見る角度によって、人は幸せにも不幸にもなれる。

ヒッチハイクをする私にとって、冬は好ましくない季節ではあるのですが、しかし一方で、太陽から降り注ぐ温かい日差しをありがたく感じられる季節であることも事実でございます。

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これら二枚の写真。

上の写真はただの木の幹でございます。しかし下の写真は、なんだか犬にもイノシシにも、人によってそれぞれだとは思いますが、なにやら動物の横顔のように見えます。この木の幹は、広島県尾道市にある千光寺近辺に生えていたものでございますが、私はこの木の幹を見て、物事を見る角度によって人は、幸せにも不幸にもなるのだなということを思いました。

 

この記事は、冒頭でも述べました「みはらし亭」というゲストハウスで書いておったのですが、ゲストハウスに宿泊することになったのも実はひとつ、事件がございまして、と言いますのも、元々尾道市まで運んでくださいましたおばさまから「今晩泊めてやっても良いですよ」とのありがたいお言葉を頂戴しておりました。それならば(お言葉に甘えて)泊めてさせていただきます!と思いましたと同時に、時間を持て余していた私は、尾道を観光したい!という欲も沸き起こって参りましたので、ぶらぶらと尾道を観光することにいたしました。そのときにおばさまから、電話番号の書かれたメモ用紙を渡してくださいまして、観光が終わったらそこに連絡しよう。と思っていたのですが、極めてドジな私はうっかりそのメモ用紙を落っことしてしまいました。

そのことに気付いたときのショックは計り知れません。私はほぼ泣きそうな顔をしておるのを(自分で自分の顔を見ているかのようにはっきりと)自覚しまして、さらにおばさまの厚情を無駄にしてしまったということで、私は大層嘆き、悲しみました。

しかし、いつまでも悲しんでいる場合ではございません。私はやっとの思いで悲しみのどん底から這い上がって参りまして、携帯で宿の検索を開始しました。そこで見つけましたのが、「みはらし亭」というゲストハウスなのでございます。

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「みはらし亭」はその名の通り、みはらしが素晴らしく、尾道の風情ある街並みが、しまなみ海道を背景に一望することができまして、私の傷ついた心は次第に癒されていきました。

この素晴らしいゲストハウスに宿泊することができましたのも、メモ用紙を落としてしまった(宿を失ってしまった)不幸によって生まれたものでございます。とすれば、メモ用紙を落としてしまったことは、見方を変えれば幸せなことだったのではないか。という考え方もできるのでございます。

少々長くなってしまいましたけれども、要は、先ほどにも述べました【物事の見方で人は、幸せにも不幸にもなれる】ということでございまして、さらに言いますと、私は宿を失ってしまった悲しみから逃れるために、ここでこのようなことを書くことによって、自分で自分の心を慰めようとしている、所詮はただの強がり野郎なだけに過ぎなかったということでございます。事実、私の所持金は今現在1万8000円となっておりまして、これから先のことを考えますと、不安で不安で仕方がありません。

宿を提供してくださる方がもしもいらっしゃったならば、Twitter、Facebook、もしくはこちら(hasehase0202@gmail.com)までご連絡お願い致します(切実に)。

 

感情の変化(世界の色の変化)こそが人間の面白いところである

物事の捉え方には大きく分けて、ポジティブな捉え方とネガティブな捉え方の二種類が存在します。【物事の見方によって人は、幸せにも不幸にもなれる】というのは、人は色々な角度から物事を見ることができるということを前提としておりまして、それはつまり、完全にポジティブな人、完全にネガティブな人は存在しないということでございます。さらに深く思考をこらしていきますと、ポジティブもネガティブも始めから存在しないという答えにたどり着きました。

人間は感情という厄介なものを持って生きております。ところがその厄介な感情によって、物事はポジティブに捉えられたり、はたまたネガティブに捉えられたりして、ある種の【色】を持つようになるのだと思います。無色であったもの(物事)に【色】(感情)がつけられることで、様々に色どられた物事の集合体(世界)が完成されていくのです。そしてそのような世界は、人間の感情(喜びや悲しみ)とともに変化していき、移り変わっていくのです。

私は、そのような【世界の色の変化】、すなはち【感情の変化】こそが、人間の面白いところだと思っておりまして、(ポジティブにせよネガティブにせよ)どちらの世界も覗くことのできる人間は素晴らしいではないか!と、今回の事件を通して感じることができました。

 

【好事不如無(こうじきなきにはしかず)】~良いことに執着しない~

良いことでも、無い方がましであるという教えです。良いことは何度も経験したいと思うのは普通。しかし、幸運に執着するなら、無い方がましなのです。

良いことがあればさらに良いことを求めるのが人間です。だからこそ、幸運がなければ期待することもなく、失望することもないのです。良いことがあったとしても、それに執着しなければ、穏やかに過ごすことができるでしょう。

~武山廣道『くり返し読みたい禅語』~

紹介しておいて言うのもなんですが、私はこの言葉が好きではありません。良いことがなければ悪いこともないということは、【色】の無い世界(感情の変化のない世界)を生きろということであり、(厄介なものではありますけれども)唯一人間だけが持つ感情さえも否定していることになると思うのです。感情の変化【世界の色の変化】があるからこそ、この世界は面白いのであり、人間が人間であることができる。のだと思っております。

 

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千光寺から望む景色は最高でした。

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 感情の変化こそが人間の面白いところである。

 

ではでは、おつぽん!

 

※尾道まで乗せていただいたおばさま、メモ用紙を落としてしまい、誠に申し訳ありませんでした。

みはらし亭へのアクセス

一泊2800円でございます。安い!(食事なし、Wi-Fi、シャワー付き)